毎日の生活のなかでLPガスを使っている人も多く、私たちの生活には無くてはならないものです。
お湯を沸かすとき、料理時、お風呂のお湯を沸かすときなど、さまざまな場面で活躍してくれる存在です。
でもLPガスの正式名称が「液化石油ガス」と聞くと、危険性はないのか気になってしまいますね。
そこでここでは、LPガスとはなにかをご説明します。
◆LPガスとは?
正式名称は、液化石油ガスです。
一般的に「LPガス」または「プロパンガス」と呼ばれています。
LPガスは、主成分をプロパンやブタンを使用しており、空気よりも重く簡単に液化させられる特徴があります。
常温や常圧では気体になるのですが、圧力をかけると簡単に液化します。
LPガス自体はもともと無色・無臭の物体になるのですが、家庭用のLPガスは、万が一ガス漏れしてしまったときに気づけるよう、匂いをつけているのです。
◆危険物は含まれている?
LPガスは危険物に指定されておらず、可燃性ガスであるLPガス単体で爆発することはありません。
危険物に指定されているのは、空気や水に接触してしまうと可燃性ガスを発生する物質になります。ガスが重満しても空気を入れ替えていれば、密度を下げることができるので爆発を防ぐことができます。
LPガスは消防法における危険物には該当しません。
ガスというと爆発する危険性があるのでは…と心配してしまう人もいるかもしれませんが、LPガスは安全なガスです。
ただし、主成分であるプロパン・ブタンの濃度によっては火災・爆発の恐れがあります。
安全・安心に扱うためにも、LPガスの基礎知識を身につけましょう。