LPガス(プロパンガス)が災害時に強いのは、二次災害を起こさない工夫がされていることと、復活しやすいことにあります。
そもそもLPガス(プロパンガス)とは何でしょう。
LPガス(プロパンガス)とは何?
LPガスとは、”Liquefied Petroleum Gas”を省略したものになり、日本語では液化された石油ガスを意味しています。
体に害がなく有害物質などもほとんど含んでいませんので、環境にも優しいエネルギーです。
災害時に強い特徴とは?
LPガスには配管がなく、各家庭にガスボンベを設置しています。
すぐに外部からの接続の必要がないので復旧を待つことなく、ガスの供給をすぐに受けることができるのです。
実際に東日本大震災のときに、都市ガスよりも12日早く、電気よりも58日以上早く完全に復旧したこともわかっています。
通常、ボンベが2本設置されているので、1本目が切れてしまっても、2本目を使うと1ヶ月以上ガスを使うことができ、万が一のときに備えることができるのです。
また、ガスの異常が発生すると自動的に感知し、ガスを遮断し警告をするようになっています。
例えば、震度5以上の地震を感知すると自動的にガスが遮断されます。
さらには、ガス管の亀裂や腐食による漏洩が起きたときも、自動的に感知しガスを遮断することが出来ます。
これらの機能がLPガスのメーターに付いているため、大事故を防げるのです。
LPガスは、災害時も点検するだけで素早く復旧でき、また環境に優しく安心して使用できるのがいいですね。
ご家庭はもちろん、公共性の高い施設などでも活躍が期待されています。